リビングPCの更改 [PC]
シーッシッシッシッシ
リビングで行き倒れを発見。
サイコロの目は「情けない話」だし、頭からバットが生えてるし。
まだ息はあるので、ほっときましょう。
リビングの PC がもう随分前から壊れたままでした。昔懐かしい Socket A の AMD Athlon Thunderbird 700MHz で組んだ自作機ですが、頻繁にフリーズ、リブートし使い物にならなくなっていたのです。
これだと、リビングでちょっと PC を使いたいときに、わざわざ2階に上がってメイン PC に電源を入れるのはメンドクサイし、2階の書斎に籠もりっきりになるのもよろしくありません。でも、今更このスペックの PC を修理して使うのもあまり面白くないので、リビング PC の更改に着手しました。と言うと聞こえは良いのですが、要は PC いじくって遊びたかっただけです。
リビング PC には、以前サーバ用に買って使っていなかった、中古の FMV-C600 を使うことにしました。Celeron 1.7GHz、メモリ 256MB、HDD 40GB というスペックで、正規の Windows XP がインストールされています。でも、スペック的に、ちょっと貧弱なので、グレードアップしましょう。取りあえず、CPU と HDD の容量 UP は必須ですが、「なるべくお金をかけないで、そこそこの性能」をコンセプトに進めます。
ここから、パソコン改造の話が長々と...
興味のない人は飛ばしてね
.サブ機の CPU 換装
FMV の CPU を Pentium4 に換装しようと思ったのですが、中古のオークションでは、FSB=400MHz の P4 は何故か落札額が高くて手が出ません。FSB=533 や、800 の P4 の方が安いのです。そこで、FSB=400 固定の FMV には、サブ機の Celeron 2.4GHz/FSB400 をあてがい、サブ機を FSB=800 の P4 にすることにしました。
ヤフオクで、Pentium4 2.6GHz/FSB800 をゲットです。
■Pentium4 2.6GHz/512KB/FSB=800MHz/Socket478: 2k 円 で落札
Celeron 2.4GHz に比べると少し消費電力が増えますが、冷却的にも問題ないでしょう。
サブ機のCPU 上面。リテール版の FAN がデカイです。
FAN を外すと、CPU が現れます。
この CPU を換装しました。
取り外した、Northwood Celeron 2.4GHz/FSB400。
これを FMV に持って行きます。
P4 CPU は、届いてから2回ほど床に落下させてしまったため、ちょっとピンが曲がっていて、実装に手間取ってしまいましたが無事起動に成功。
早速ベンチマークを採ってみると、CPU、メモリ R/W、グラフィックのスコアは、若干良くなっています。
Celeron 2.4GHz
Pentium4 2.6GHz
でも何故か、HDD の R/W のスコアが悪化していました。何故でしょう。原因不明ですが、このくらい気にしない気にしない。実際には、キャッシュが大きくなっているので、体感速度は上がるはずですが、ベチマークプログラムは、キャッシュに収まる大きさでテストをするため、キャッシュの大きさがスコアには表れません。
.HDDのお引っ越し
FMV の HDD は、標準で 40GB しかありません。これだと、大きなデータを入れたら、すぐにパンクしちゃうし、心許ないこと甚だしいので、先日サーバの HDD を交換した祭に余った 80GB の HDD に交換することにしました。
でも、OS のクリアインストールはやりたくなかったので、パーティションごとごっそり新しい HDD にコピーします。
先ずは、FMV をバラバラにして HDD を取り外します。ここまでバラバラにしないと、HDD は外れません。
パーティションコピーちゅうの様子。
先ほど CPU を換装したばかりのサブ機に、新旧2台の HDD を繋いでコピーしています。
コピー出来たら、FMV に組み込んで起動確認。
一応この時点で、参考にベンチマークの値を採っておきます。
CrystalMark 2004R3、フリーのベンチマークソフトです。
Willamette Celeron 1.7GHz と認識されています。
.FMV の CPU 換装
さーてと、HDD の換装が終わって、OS が立ち上がる環境が整ったので、次はいよいよ CPU の換装です。サブ機から外した Celeron 2.4GHz に入れ換えましょう。
またまた、FMV さん、バラバラです。今度はCPU 換装です。
HDD と同時にやっときゃ良かったじゃんって思うかもしれませんが、問題が起きたときに、問題の所在を特定するのに手間取ったりしますので、ワンステップずつ確実に作業を進めます。
Willamette Celeron(R) 1.7GHz
→ Northwood Celeron(R) 2.4GHz。
今回は FSB も変更無いし、そのまま載せ替えるだけで OK です。
動作クロックは上がりますが、Willamette が、0.18um プロセスなのに対して、Northwood は、0.13um プロセス、消費電力は抑えられています。換装後の CPU の方が若干消費電力が少ないので、小さなファンですが、冷却上はまず問題ないでしょう。
交換後、起動確認します。あっさり成功。簡単です。
問題なく、Windows XP Pro が立ち上がりました。
続きは次回に
偉いですね~!ちゃんとトラブル切り分けのために何度も作業するなんて!
最近面倒なので、殆どばらした状態で動作確認しちゃいます。確認できるまでは組まない。(笑)
内のリビングのPCも電源が駄目で、5Vは5.12V出てますが、12Vが11.9Vで、ドライブが回りません。明日電源を買いに行こうかと思ってます。
by フロの飼主 (2009-05-04 22:00)
>フロの飼主さん
結果が不安な作業をするときは、少しでも不安材料を減らしておくために慎重になっちゃいますね。
多分、これが自作機だったら、M/B の仕様も分ってるし、そんなに慎重にならないかもしれません。
自分も自作機のときは、バラバラのまんまですよ。
by な王 (2009-05-05 09:54)