秩父湖 → 雁坂トンネル → 川浦温泉 山県館

　土曜日、天気予報は晴れ。以前から行こうと思っていた雁坂トンネルに行くことにしました。朝１０時出発予定だったのですが、いつものように、うっかりケロロ軍曹に見入ってしまい、準備して出発したのは、１０時４５分でした。
　今日は、いつもの秩父へのコース、１６号から入間 → ２９９号で飯能市外を通るルートではなく、国道２０号から、新奥多摩街道 → 奥多摩街道 を通って青梅に入り、青梅から成木街道で名栗を経て秩父に向かうことにします。こちらの方が距離的には近いはずです。成木街道は初めて通りますが、道幅が狭くて山の中をクネクネ走ります。日陰に入ると昨日の雨でまだ路面が濡れているところも。途中で急に雨が降ってきました。 予報は晴れなのに、山の天気は変わりやすいです。小雨なので構わず走り、雨の地域を抜けると、路面は乾いていました。局地的な雨だったようです。空は晴れています。

　名栗さわらびの湯があったはずだけどどこにあるんだろうと思って走っていましたが、見つかりませんでした。後で調べたら、有間ダムの方向に曲がったところだったようです。そう言えば、有間ダムこっちっていう分かれ道がありました。


　成木街道は、正丸トンネルの秩父側出口で、国道２９９号に接続しています。しばらく２９９号を走ると、「道の駅 果樹公園あしがくぼ」を発見。休憩することにしました。ここまで、家から約６０キロ。既にお昼を回っていたので、ここでごはんにします。



　何か名物みたいなのがメニューにないか探しましたがありそうにないので、きのこスープパスタを注文。これは、かなり見た目も味も微妙でした。蕎麦にすれば良かった。


　３０分程で道の駅を出発して、２９９号で秩父市に入り、１４０号を秩父湖に向かいます。程なくして二瀬ダムに到着。昔何度か来た懐かしい場所です。ここから先、トンネルの中で道は２又に分かれています。今までは、左に曲がって、三峰山の方にしか行ったことがないのですが、今日は右に曲がって、そのまま１４０号で雁坂トンネルに向かいます。



　ところが、トンネルを出てしばらくすると、ナビに従って走っていたはずなのに、とんでもない林道に入ってしまいました。道にサルがいる それも２匹。こっちを見てる。 そろそろと２匹の間を通り抜けます。その後も狭くて道いっぱいに杉の落ち葉が積もっていたりして危険です。ここはどこなんだ？



　どうやらナビは、湖畔を通る整備された道ではなく、山の上を通る道を選んでしまったようです。油断ならないナビです。景色は良かったけど、かなり気をつかってしまいました。寒いです。遠くの山の頂には既に雪が積もっているし、荒涼としています。風が冷たい。


　しばらくして、整備された方の道に合流。ここからは快調に走り、遂に雁坂トンネルに到着。昔買ったツーリングマップでは、このトンネルは工事中になっていました。緑色の小さな地図でしたが、探したのですがもう売ってませんでした。代わりにツーリングマップルという少し大判の分厚い地図になってしまったようです。




　この雁坂トンネルが出来たら、是非一度通って甲府に抜けてみたかったのです。１０年前に開通したらしく、全長は６６２５ｍ。一般道では日本最長のトンネルです。


　ここまで来ると更に寒いです。完全に冬の空気になってます。写真を撮って直ぐトンネルに入ります。トンネルの中はあったかいです。最初は登り、真ん中辺りで下りに変わり出口が近くなってきました。「トンネル出口凍結注意」と電光表示板に表示が出ています。なので、出口付近はちょっと慎重に走りましたが、路面は凍ってませんでした。
　

　料金所を抜けて山梨側からも写真を撮ります。ふと見ると、足元の水溜りがキンキンに凍っていました。寒いはずです。日陰は気をつけよう。


　とにかく寒いので、あとは温泉を目指すのみです。甲府盆地へ下って行く途中に、笛吹の湯ってのがあったはずです。どんどん下りて行くと、「山県館」という旅館の看板がが目に付きました。そうだ。フロの飼主さんが紹介されてたとこだ。行ってみよう！

　綺麗な旅館でした。日帰りのお風呂は、１５００円。ちょっと高めです。お風呂は、内湯と露天風呂、少し離れたところに混浴の岩風呂があるとフロントで教えてもらいました。武田信玄公の隠し湯だそうで、「奥笛吹川高アルカリ性温泉郷」『川浦の湯』と書いてあります。１００％源泉掛け流しのお風呂です。

　先ずは、岩風呂へ行ってみることにしました。階段を１階降りて、更にエレベーターで一つ下に降り、それから山肌に作られた長ーい階段を降りていきます。先に行った親子連れのおかあさんが、一人で前から戻って来ました。一緒に行ってみたら男性がいたので戻ってきたのか、単に見に行っただけなのかな。随分長い階段を下りきったところに岩風呂はありました。さっきの親子連れの旦那さんと子供、他に２人ほど男性が入っています。狭い脱衣場で、重たいジャケットを脱ぎお風呂へ。こりゃいい～。冷え切った身体が喜んでます。冷えた指先がジンジンします。


　「携帯やデジカメなどでの撮影はご遠慮下さい」と柱に書いてありました。わざわざ書いてあるんだから、不貞のやからがいるのでしょう。デジカメと書いてあるのが今風で、ここには似合いません。

パンフの小さな写真を拝借。こんなお風呂でした。



　岩風呂の横で回っている水車からも湯気が上がっています。源泉を惜しみなく使っているようです。


　ゆっくり岩風呂を堪能して、次は内湯へ。もう一度服を着て、来た道を戻ります。長い長い階段です。



　内湯「せせらぎ之湯」は少し熱くて、これもいい感じ。内湯の隣の露天風呂「美肌之湯」は、湯がぬる過ぎてちょっと頂けませんでした。もう一度、内湯でのんびりして、引き上げることにしました。


　川浦温泉 山県館 正面玄関
笛吹の湯も気になったけど、ここはここで、大変良かった。久しぶりの旅館の雰囲気も気に入りました。是非今度は泊まりで来たいですね。露天風呂付きのお部屋が気になります。（高そうだけど）３時５０分山県館を後にします。


　帰りは当然寒いので、ネックウォーマーも装着。そのまま勝沼に抜けて、中央道に乗ります。ここからスロットルオン！！ 上の原辺りで燃料警告が出たけれど、家までは十分もつ距離です。ひたすらアクセルを開け続け、最寄ＩＣで高速を降り帰宅しました。帰りは勝沼まで３０分。高速で４５分。あっと言う間でした。

今日の走行距離２２４．５ｋｍ。あれ？ この前の奥多摩回りより、２４ｋｍ長いだけです。
なんで？ 相当遠回りしてるはずなんだけど。

本日の走行距離：２２４．５ｋｍ
総走行距離：１３１１ｋｍ
燃費：１５．３ｋｍ／Ｌ

雁坂トンネル

川浦温泉 山県館

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コメント 4

その細い道、私がこの前入ったグリーンラインに似てる・・・。
対向車が来たら泣けますね。
お猿さんも怖いっちゃ怖い。
温泉、今日入りたかったけど、帰りが風邪ひきそうで我慢しちゃった。
凸凹さんはお泊りしても文句言われないんですね？
羨ましい。
by 如月 (2008-12-08 20:27) 

お猿さんは何をするか分からないので怖いですよね。敵だと思ったら突然とびかかってくるし。
お泊りは、文句言われると思います。でも家族で行くと、大変な金額になっちゃうし、かと言って一人で行ってもちょっとおもしろくない。近くにバイク友がいればいいんですが。
ここはひとつ、新たな出会いを．．．．ゴツッ
by な王 (2008-12-09 00:08) 

山県館、行きましたか？
露天風呂は屋根付ですが、良い所ですよね。
しかし、この寒いのに良くあんな寒いところへ・・・

”ここはひとつ、新たな出会いを．．．．ゴツッ ”
って、誰か殴りました？

by フロの飼主 (2008-12-14 21:06) 

昔は雪が降っても乗ってましたが、最近はちょっとめげてしまいます。でも寒くても乗りたい。乗ってあげたいと思う今日この頃。冬に乗らずに、キャブを錆でダメにしたこともありましたが、BMWはキャブが無いので安心なんですが。

山県館いいとこでした。今度は寒いのでもっと麓の温泉に行きたいと思います。そして、また新たな出会いを．．．．ゴツッ

by な王 (2008-12-15 02:09)